花の日記

山歩(さんぽ)のときに出会った小さな花たちの記録
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…イネ科イグサ科
  • トウチク

  • 若い稈

    この美しいタケ、ナリヒラダケ属とトウチク属で長いこと迷っていました。
    長崎には比較的多く、特徴のある立ち姿はよく目立ちます。

    長崎のものは節間は40㎝内外と、けっこう長めなのですが
    「樹に咲く花」では60-80㎝、「日本のタケ亜科植物」では60㎝とあります。
    保育社の原色の本植物図鑑には
    節間は通常30㎝内外であるが、長いものでは80㎝に達する、
    平凡社の「日本の野生植物2」では節間の記載がありません。
    ということで、トウチクということにしました。

    トウチク

    いつも通う45号線沿いに、あちこち見ることができます。
    今回はバス停で止めやすいこの竹林のものです。
    背景にモウソウチクも写っています。

    筍

    7月1日にはまだ筍がでていましたので、6月ごろから出てくるものと思いま。
    タケの皮に斑紋はなく、やや紫を帯び

    稈鞘

    背面にはまばらに毛があり、縁毛があって
    節部には黒褐色の粗毛が密生、
    上端には5-7㎝の葉片がつき、葉耳が発達してその耳に長い肩毛があります。

    枝

    枝ははじめ3本が目立っていますが、中には細い枝が隠れていました。

    枝

    枝の節から多数の小枝が出て

    枝

    枝があまり伸びないので、まとまった感じにみえます。

    トウチク

    タケノコってすごいですよね、たった一か月そこらで
    親と同じ背丈になるのですから・・・笑

    葉

    小枝には3-9枚の葉をつけ

    葉裏

    葉裏は粉白色という図鑑もありますが
    こんな色で、微毛がはえています。

    葉鞘

    葉鞘は無毛、肩毛は直立(折れてるのもありますが・・💦)

    節

    節は低く、節間に縦に筋が入っていました。

    稈鞘

    ナリヒラダケ属と迷ったのは、このタケの皮の残り方です。

    古いトウチク

    年老いたタケは、こんな感じでなんだかかわいい。

    タケは難しいですね。ナリヒラダケを見てみたいです。
    間違っていたら教えてください。

    ----------------------------
    トウチク  唐竹
    別名  ダイミョウチク
    分類  イネ科  トウチク属
    原産地 トウチク属は中国とベトナムに3種
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    4 Comments

    神戸の望月 says..."その通りだと思います。"
    pandaさん、こんばんは。
    正解だと思います。
    タケの同定ではタケの皮が重視されます。
    標本にも、落ちて間がないタケの皮を探して添える配慮が求められます。
    ナリヒラダケのタケの皮は最初から基部以外は無毛、葉耳はないか、あってもごく小さく、肩毛も少ないです。
    その点からだけでもpandaさんの撮影されたタケはナリヒラダケではないことが明白です。
    トウチクのタケの皮は最初は全面に長い褐色の毛が散生し、のちに脱落し、基部には宿存性の長い褐色の毛が密生します。
    トウチクの葉耳はよく発達し、長い肩毛が縁に出ます。
    pandaさんの観察された通りですね。
    節間の長さは個体差もあるので、それで決定するのはどうかなと思いますが、慣れていないタケの観察でもここまで出来たことに自信を持たれても良いのではないでしょうか。
    ナリヒラダケは、京都府立植物園で観察したことがあります。
    タケの皮が落ちそうで落ちない不思議さに観賞価値を感じました。
    ナリヒラダケ属は、マダケ属とササ類の推定属間雑種起源と考えられていますが、すぐには稈鞘が落ち切らない点にもササ類の性質が現れているのかも知れませんね。
    『日本のタケ亜科植物』にも書かれていますが、ナリヒラダケは節で通直に伸びず節を介して緩やかにジグザグに伸びます。
    そうした「柔らかさ」を見てとった牧野さんが、在原業平の名前から命名したと言う説があります。
    タケを男性的とすると、その中でも柔らかさのある種を恋の歌の名手の男性歌人の名前を借用してつけるとは中々ですね。
    2021.07.23 22:53 | URL | #- [edit]
    panda says..."☆神戸の望月さんへ☆"
    望月さん、こんばんは
    トウチクでよかったですか?
    ナリヒラダケ属で長崎にも有りそうなのが、ヒゼンナリヒラとかクマナリヒラでした。トウチクと似ていると書いてあることが多く、どこが違うのか調べてみました。
    それから、どの本で読んだのかわすれてしまいましたが、マダケとササ類の雑種由来なのがナリヒラダケとしたら、トウチクも同じように雑種由来なのかなぁ…なんて思ったんです。とすればヤダケみたいに節間の長いものかもと想像したりしました。
    というわけで、ありがとうございました。
    2021.07.25 00:32 | URL | #s3xzpNyI [edit]
    多摩NTの住人 says..."こんにちは"
    竹は少し勉強しましたが、まだトウチクは見ていません。当地区には無いかも知れません。
    2021.07.27 18:03 | URL | #rId1tC1Q [edit]
    panda says..."☆多摩さんへ☆"
    多摩さん、こんばんは
    タケは難しいですね、図鑑を突き合わせて考えないと記述があいまいだったり、違ったり、何が正しいのかわからなくなります。そろそろタケノコの時期も過ぎたことだし、終わりにしようかと思っていたら、食べたかったカンザンチクみたいなタケに出会って…また悩み中です。
    2021.07.29 00:46 | URL | #s3xzpNyI [edit]

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